研修概要

第1回 平成29年6月22日(木) 

講義 「児童生徒の好ましい人間関係を育む学級づくり」 

講師 富山県教育委員会 スクールカウンセラー 水上 和夫 氏

 教師(担任)は学級集団に対して学習指導と心の育成を行い、一人一人の子供が安心・安全と感じ、所属・承認欲求を満たす学級づくりを目指すことが大切である。「ふれ合い」と「つながり」のある授業づくりを進めることで、学級は学びの場となり、心の居場所になる。

 受講者からは「もっとこうなってほしいと教師の願いばかりが大きくなってしまいがちだが、児童が自己実現できるためには、まず安心して発言ができる学級づくりが必要だと考えさせられた。」との感想がありました。

 

第2回 平成29年7月12日(水) 

講義 「不登校児童生徒への理解と対応」 

講師 上越教育大学大学院  教授 稲垣 応顕 氏

 不登校児童生徒の中には、無力感や喪失感を感じたり、生きることや楽しいことに無関心であったりする者もいる。教師には、受容・共感・自己一致、寄り添いが求められ、自分の価値観を押し付けず、目の前にいる子供を「分かろう」という関わりを大切にして信頼関係を築く必要がある。

   受講者からは「今までの子供との関わり方について振り返るよい機会となった。子供の気持ちに寄り添った声掛けや対応をしていきたい。」との感想がありました。

 

第3回 平成29年8月22日(火) 

講義 「通常学級における特別な支援を必要とする児童生徒への理解と対応」 

講師 富山大学 教授 宮 一志 氏

   みんなが同じ力をもっているわけではない。教師は、発達障害をもっている子が、けっこうがんばっていることを理解し認めることが必要である。そして、本人がそれぞれの能力・個性に気付き、その子が二次障害にならないよう、また生まれてきてよかったと思える生活、人生を送れるように対応策を探しながら支援していくことが大切である。

   受講者からは「個々に応じた支援、教育を行っていくことにより二次障害への進展を予防できる可能性があることを改めて学んだ。」との感想がありました。

 

第4回 平成29年9月27日(水) 

講義 「ネット依存やネットいじめの理解と対応」 

講師 富山国際大学 教授 村上 満 氏

 ネット依存になると、体や心という健康面や、家族や社会という人間関係に問題が起こる。ネットへの依存傾向が高いほど、他者からの批判や評価を意識しやすく、保護者との信頼関係も希薄であり、保護者に否定的な評価をしている傾向が見られる。学生の場合は、遅刻、成績不振、不登校になる場合もあるので、ネットの危険性やルールについて家族でしっかり話し合うことが大切である。

   受講者からは「豊富な資料により、ネット依存の危険性や最新の傾向等について理解を深めることができた。」との感想がありました。