1 趣旨  カウンセリングマインドを生かした保育技術について研修を行い、指導力の向上を図る。

2 主催  富山県・富山県教育委員会
 (主管) (富山県総合教育センター教育研修部)

3 日時  平成29年7月11日(火) 午前9時30分から午後4時30分まで

4 会場  富山県総合教育センター 研修室 382ほか

5 受講者 幼稚園教諭、保育教諭、特別支援学校幼稚部の教諭、保育士(公、私、国)
※ただし、経験年数が3年以上で20年未満の教諭又は保育士

6 日程
  9:00 ~   9:30 受付
  9:30 ~   9:35 開講式
  9:35 ~ 11:50 講話「子どもたちの人間関係を育てる保育」
                     講師 富山大学人間発達科学部 教授 小林 真
  11:50 ~ 12:00 事務連絡・会場づくり
  13:15 ~ 16:15 協議「特別な支援が必要な子の保育について」
                     指導助言者  富山県教育委員会小中学校課 主任指導主事
                                         東部教育事務所 指導主事
                                         西部教育事務所 (主任)指導主事
  16:15 ~ 16:30 事務連絡・閉会

7 研修の様子
○講話「子どもたちの人間関係を育てる保育」
 富山大学人間発達科学部 小林 真 教授から、ご指導いただきました。
  はじめに、人間関係の発達の概要について、子ザルを用いた実験結果をもとに解説していただきました。また、幼稚園教育要領改訂のポイントを踏まえて、領域「人間関係」について分かりやすく教えていただきました。さらに、自由遊びや設定保育の中での関わりについて、演習を交えて具体的に考える場を設定していただきました。保育者の言葉かけやみんなで遊ぶ場の設定、ルールのあるゲーム遊びの展開について、具体的に学ぶことができました。
 受講者アンケートの一部を紹介します。
・子どもにとって保育者が安心できる存在であることが大切。子どもが自ら新しいもの、人、場所などの環境に関わっていけるよう、支援をしていきたい。
・活動のねらいはよく考えていたが、10の姿まで意識できていないことに気付かされた。決して到達目標ではないが、目指す姿の指針として忘れずに保育していきたい。
・自分一人の世界よりも他の誰かと思いを共有し合う喜びは、とても大切なことだと、改めて感じた。
・ゲーム遊びにおいて本当は「クールダウンエリア」を「パワーアップエリア」という肯定的な言葉で伝えていることが良いと思った。否定的な言葉を使わず、肯定的な見方や言葉遣いをしていきたい。

○協議「特別な支援が必要な子の保育について」
 どの班にも幼稚園、幼保連携型認定こども園、保育園の幼稚園教諭、保育教諭、保育士が入って意見交換できるよう、班編成しました。はじめに、事前に提出した協議資料をもとに、情報交換しました。その後、班の中から一つ事例を選び、班全体で具体的な支援や目指す姿等について話し合いました。協議の最後に、指導助言者から子どもと関わり援助する際の留意点や、保護者と接する際の留意点など、多くの助言をいただきました。
 受講者アンケートの一部を紹介します。
・協議会では、特別な支援が必要な子どもへの支援の方法だけでなく、「目指す姿」を話し合ったことで、子どもの将来の姿がイメージでき、日々の関わりのヒントを得ることができた。
・日頃抱えている悩みも、協議会でこれだけの人数で考えると、様々な解決策が見いだせた。園でも一人で考えず、園全体で子どもへの支援方法を考えていきたい。
・気になる子の「できないこと」「苦手なこと」ばかりに目がいきがちだが、良さを見つけることが、その子の成長していく過程ではとても重要なことだと改めて感じた。
・周りがその子に困っているということは、その子も周りの状況に適応できずに困っているということ。私たち保育士は、少しでもその困り感を安心感に変えていけるよう理解を深めていきたいと思った。