1 趣旨 カウンセリングマインドを生かした保育技術について研修を行い、指導力の向上を図る。
2 主催 富山県・富山県教育委員会
(主管)(富山県総合教育センター教育研修部)
3 日時 令和元年8月9日(金) 午後1時45分から午後4時30分まで
4 会場 富山県総合教育センター 研修室 382
5 受講者 幼稚園教諭、保育教諭、特別支援学校幼稚部の教諭、保育士(公、私、国)
※ただし、経験年数が3年以上で20年未満の教諭又は保育士
6 日程
13:15 ~ 13:45 受付
13:45 ~ 16:10 講話と演習 「幼児理解に基づいた評価と指導の改善」
講師 富山大学人間発達科学部 准教授 若山 育代
16:10 ~ 16:30 まとめ・閉講式
7 研修の様子
前半は、幼児理解のために「幼児期の終わりについて育ってほしい姿(10の姿)」を使うことや評価における妥当性と信頼性について、写真を使って具体例を挙げて講義していただきました。後半は、10の姿を用いて幼児理解を行った場合の指導計画の改善についての演習を行いました。各自考えたことを5人グループで討議し、その後全体で共有しました。若山先生より「資質・能力は5領域で育てるものであり、10の姿は資質・能力が育まれている幼児の姿である。そのため、10の姿を用いて幼児理解を行った場合も、5領域のねらいと内容を指導計画に設定して実践を展開する」と教えていただきました。
受講者アンケートの一部を紹介します。
・記録も10の姿で見直すとより子供の姿が見えやすく、誰が見ても伝わりやすいものになると思えた。また、10の姿からの記録のとり方は難しいが、日々の記録のとり方に取り入れられるように学びたいと思った。
・印象に残ったキーワードは「妥当性と信頼性」である。月案や記録を書いているが、他の職員と共有したり一人の子について話し合う時間もあまりない。今回グループ討議をして、それぞれ見る観点が違うと感じたので、日頃からの話合いは大切だと感じた。