(研修番号1-1:若手教員研修〈初任者研修会〉)
1 趣 旨
教員としての責務や心構え、教育活動に関する研修を行い、使命感を養うとともに、指導力の向上を図る。
2 主 催 富山県教育委員会
(主管) (富山県総合教育センター教育研修部)
3 日 時 平成30年8月9日(木) 9:00 ~ 16:00
4 会 場 富山県総合教育センター
5 受講者
平成30年度若手教員研修<初任者研修会>対象者 中学校教諭 42名
6 日 程
9:00 ~ 9:10 開会・講師、指導助言者紹介
9:10 ~ 10:00 【学級経営1】
講義Ⅰ「望ましい学級経営や学級活動の在り方」
講師 東部教育事務所 指導主事
10:15 ~ 11:05 【学級経営1・学級活動】(班別協議Ⅰ)
協議題「一人一人のよさを生かし、共に高め合う学級経営について」
11:05 ~ 12:00 【学級経営1・学級活動】(班別協議Ⅱ)
協議題「生徒による主体的な活動の推進と指導方法の工夫について」
13:00 ~ 13:50 【学習指導1】
講義Ⅱ「基本的な学習指導の進め方」
講師 西部教育事務所 主任指導主事
14:00 ~ 15:50 【学習指導1】(教科別部会協議)
協議題「授業の進め方と指導方法の工夫について」
15:50 ~ 16:00 振り返り、閉会
16:00 ~ 資料室、カリキュラム支援室見学
7 研修の様子
講義Ⅰでは、学級経営を行う上で大切にしたいことや教師ができる工夫等についてお話がありました。また、特別活動について新学習指導要領と現行との違いにも触れられ、特別活動の中の学級活動の目標や内容、進め方の工夫、評価等についても学びました。
班別協議では、1学期に受講者が実践してきた学級経営や学級活動について、受講者が持ち寄った資料を基に協議しました。「学級経営において大切なこと」や「学級活動における教師の関わり方」について、進んで発言し協議を深めようとする姿が見られました。
講義Ⅱでは、基本的な学習の進め方として、授業の構想、導入、展開、終末の各段階で、初任者として気を付けたいポイントを受講者がテキストに書き込む方法で考えました。学習指導を行う上で、受講者が1学期に実践してきたことを振り返るよい機会となりました。
教科別部会協議では、受講者が日頃の授業において工夫していることや抱えている悩み等について、受講者が持ち寄った資料を基に話し合いました。さらに、各自の指導案を基に、研究授業等で実際に指導を受けた内容の情報交換や具体的な学習指導についての意見交換を行いました。
受講者からは、「講義の冒頭で『学級経営としてどんな仕事があるか』と問われ、生徒間のトラブル解消や提出物の管理等が頭に浮かんだが、一番大切なのは、子供の居場所をつくることだと改めて気付かされた。」「教科別部会協議で、悩みや問題を共有することで、自分自身を客観的にみることができた。さらに実践している内容を聞くことで、できる工夫の幅も広がると思った。」などの声が聞かれました。