(研修番号5:新任教務主任研修会)
1 日 時 平成30年10月24日(水) 午後1時30分~午後4時30分
2 会 場 富山県総合教育センター
3 日程及び内容
13:30~13:35 開会、諸連絡
13:35~14:35 全体会
講義Ⅳ「授業における子どもたちの深い学び合い」
講師 富山大学人間発達科学部 講師 増田 美奈
14:35~14:50 諸連絡と打合せ
14:55~16:15 分科会Ⅲ(校種別協議)「教務主任としての役割と取組」
指導助言者 東部・西部教育事務所、県立学校課 (主任)指導主事
16:15~16:30 振り返り、閉会
4 研修の様子
講義Ⅳでは、新しい学習指導要領を踏まえた、今後の指導の在り方に関する示唆に富むお話がありました。受講者からは、心に残ったキーワードとして「『話し合う』から『聴き合う』授業へ」「参加構造を考える」「居場所感」「分からないことを共有できる場」等が挙げられました。「まず学習環境を整え、探究的な学びが生起するようにしなければならないと改めて実感した。聴き合える授業づくりに努力したい」「日頃、『分かったこと』に焦点を当てて授業していることに気が付いた。『分からない』と言える雰囲気をつくり、分からないことを共に考えることでより理解が深まるとの新しい視点を得た。つくづく学級経営が大切だと感じた」と、受講者からは、これまでの授業実践を振り返り、改善に向けての新たな意欲が感じられました。
分科会Ⅲでは、小・中・高・特支の各校種ごとに分かれ、事前課題項目「『主体的・対話的で深い学び』の具現化のための取組」や「学校組織活性化のために大切な取組」について協議しました。心に残ったキーワードとして「共通理解」「人間関係づくり」「自分の役割を果たす」「若手教員の育成」等が挙げられました。「目の前に担任する子供はいないが、自分が教職員や子供たちに投げかけて行う取組や行事等が学校全体の子供を成長させると思うと責任の重さを感じる。今後、そうした点を心に留めて頑張りたい」「若手教員、管理職を含む全教職員との調整役としての役割を求められていることが具体的な話を通してよく分かった。仕事の面だけでなく、精神的な面でも調整役としての役割が大きいと感じた」といった感想が聞かれました。