趣旨 
 日常のコミュニケーションに生かすカウンセリングの知識や技法を学び、児童生徒や保護者に寄り添った聴き方、話し方について考える。

第1回 令和3年9月15日(水) 
 午前 講義「教師と子どもの関係性を読み解くープロセスレコードを使ったふり返りー」
    講師 京都産業大学・京都連合教職大学院 教授 角田 豊 氏

   第1回講師の角田先生の講義は、新型コロナ感染症拡大に伴い、各勤務校でオンラインの受講となりました。教師は、子供と「かかわり合い」ながら、その子供の成長に何が必要かをその場で見出す省察的実践者としてどんな力が必要なのか、子供を育むための学校臨床力について講義をいただきました。「ふり返りとしての省察」の方法として、自分と相手の「かかわり合い(エピソード)」を記述する「プロセスレコード」の紹介や、相手の思いや感情を想像しながら自分の言動をふり返る事例検討の視点について学びました。
 
 受講者からは「自分自身が、生徒とかかわる際に、『自分自身が何を感じ、考えていたか』を認識することが大切だと感じた」「プロセスレコードを通して、自分と子供、保護者とのやりとりをふり返り、自己に向き合うことができた」などの感想がありました。

第1回 令和3年9月30日(木)
 午後 演習 「教師自身の心とふるまいを見つめる~プロセスレコードを用いて~」
      担当 教育相談部研究主事等

   第1回午前の講義は、新型コロナ感染症拡大に伴い、各勤務校でオンラインの受講となりましたが、午後の部は、グループでの演習を実施するため、別日程で開催しました。前半は、角田先生の講義の際に作成したプロセスレコードをもとに、記述したものを他者に読んで(聞いて)もらってふり返る「グループ省察会」を行いました。後半は、プロセスレコードで対象にした児童生徒または「気になる子供」、教師、観察者、のロールプレイを行い、子供の心情の想像から自分自身の心のあり様やふるまいについてグループで話し合いました。
 
 受講者からは「自分の物事の捉え方や話し方のくせ、言葉遣いの特徴等を客観的にふり返ることができた」「自分以外の他者からの視点も含めて、自分のふるまいや子供との関係性について考えることができた」などの感想がありました。

演習「自分が『気になる子供』になるロールプレイ

第2回 令和3年10月6日(水)
 午前 講義「学校カウンセリングの基本―面接・面談の仕方―」
    講義 富山大学大学院教職実践開発研究科 准教授 石津 憲一郎 氏
 午後 演習「教師自身の心とふるまいを見つめる~児童生徒または保護者家族との面接・面談場面を通して~」
    担当 教育相談部研究主事等

 第2回講師の石津先生からは、「学校カウンセリングの基本―面接・面談の仕方―」と題し、関係性の中で人が変化するとはどういうことなのか「心構え編」「理論と技法編」「簡単な実技編」等を含めて講義をいただきました。リソースと援助ニーズを念頭においたかかわりについて学びました。
 
 午後は、受講者が不登校やいじめ等の架空事例から一つ選び、教師として、事例の児童生徒または保護者家族とどのようにかかわるのか、面接・面談場面を想定したロールプレイを行いました。
 
 受講者からは、「『変えようとしない、分かろうとする。困り感に気付く。可能性に着目する』などの視点を大切に、相手の思いを想像してかかわっていきたい」「それぞれの立場になってロールプレイすることで、子供や保護者の心情を想像することができ、講義の内容がより理解できた」などの感想がありました。

講義「学校カウンセリングの基本ー面接・面談の仕方ー」

演習「あなたのStoryをきかせてもらう」