(研修会番号39:平成30年度学校カウンセリング講座)
研修概要
第1回 平成30年7月25日(水)
午前 開講式、講義・演習「校内・校外の援助資源を活用したチームによる支援の実際①」
午後 演習「校内・校外の援助資源を活用したチームによる支援の実際②」
担当 教育相談部研究主事等
第1回は、チームによる支援が求められる背景やチームでケース会議を行う利点についての講義の後、チームによる支援の課題に関するワークショップを行いました。午後は、課題の解決の手がかりとして、教育相談部が開発中のケース会議の仕組み(エピソードプロセス)を用いて演習を行いました。受講者からは「実際に模擬ケース会議をやってみて、30分という時間の中で当事者意識をもって考え、メンバーで援助策を出せたのが驚きだった」という感想がありました。
第2回 平成30年9月25日(火)
午前 講義「チーム支援の考え方と進め方」
講師 大阪教育大学 教授 家近早苗 氏
午後 演習「学校における効果的なチームによる支援の進め方」
担当 教育相談部研究主事等
第2回は、講師の家近先生からチーム支援の理論を伺い、「援助チームシート」を用いた事例検討の演習を行いました。「仮説をたくさん出してから、絞っていくというやり方が分かりやすかった」「『ほんもの』のチームを目指して、みんなで役割分担し、トライ・アンド・エラーを積み重ねていきたい」という感想がありました。
午後の演習では、架空事例を用いて、困難を抱える児童生徒の自助資源を見付けて生かすワークショップを行いました。また、校内・校外の資源を活用するために、チームによる支援ネットワークマップ作りを行いました。受講者からは「できていないことに目が行きがちだが、普通にできていることや何気ないことも認め、声をかけていきたい」という感想がありました。