1 趣 旨
外国人児童生徒に対する適応指導、日本語指導、教科指導等について研修を行い、指導力の向上を図るとともに、国際理解教育の実践に資する。
2 主 催(主管)
富山県教育委員会(富山県総合教育センター 教育研修部)
3 受講者
小学校・中学校・特別支援学校教員 19名
4 日 時
令和元年7月29日(月) 13:30~16:30
5 会 場
富山県総合教育センター
6 日程及び内容
13:30~13:35 開会、諸連絡
13:35~14:45
報告「外国人児童生徒等に対する日本語指導指導者養成研修の報告」
・演習「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント」
講師 富山県教育委員会小中学校課指導主事
14:55~16:20
協議「外国人児童生徒・保護者への対応について」
指導助言者 富山県教育委員会小中学校課指導主事
指導助言者 西部教育事務所外国人支援員
16:20~16:30 閉講式・諸連絡
7 研修の様子
前半の研修報告では、「外国人児童生徒等に対する日本語指導の概要」と「外国人児童生徒の教育の現状と課題」について説明していただいた後、学校で活用できるように外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントの演習を行いました。外国人児童生徒の日本語能力測定方法である対話型アセスメント(略称『DLA』)〈はじめの一歩〉〈話す〉〈読む〉〈書く〉〈聴く〉のうち、今回は〈はじめの一歩〉の実際の場面をDVDで見た後、2人一組で先生役と子供役になって行いました。後半は、3グループに分かれ、外国人児童生徒への適応指導や保護者への対応について情報交換をし、よりよい支援について協議しました。最後に、指導助言者から保護者への連絡方法や児童生徒への対応についての留意点等を具体的に教えていただきました。児童生徒が疎外感を感じないようにすることや児童生徒の状況を共有して対応していくことの大切さ等を学びました。
受講者の感想を一部紹介します。
・外国人児童対応の授業づくりを初めて知った。教科の指導目標に加え、日本語の指導目標があり、その子に身に付けさせたい力がより明確になるのでよいと思った。
・DLAを初めて知り、演習で体験してみて、自分が関わっている特別支援でも生かせることがあったら参考にしたいと感じた。
・教師は異文化の理解やコミュニケーションの取りにくさに困難を感じているが、外国人の保護者や子供たちはもっともっと大変な思いをしているので、理解してよりよい関係をつくっていきたい。