1 趣 旨
外国人児童生徒に対する適応指導、日本語指導、教科指導等について研修を行い、指導力の向上を図るとともに、国際理解教育の実践に資する。
2 主 催(主管)
富山県教育委員会(富山県総合教育センター 教育研修部)
3 受講者
小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教員 22名
4 日 時
平成30年7月30日(月) 13:30~16:30
5 会 場
富山県総合教育センター
6 日程及び内容
13:30~14:10 報告「外国人児童生徒等に対する日本語指導指導者養成研修の報告」
研修指導者 射水市立作道小学校 教諭
14:15~15:00 演習「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント」
研修指導者 射水市立作道小学校 教諭
研修指導者 富山県外国人支援員・高岡市外国人相談員
15:10~16:20 協議「外国人児童生徒・保護者への対応について」
指導助言者 富山県外国人支援員・高岡市外国人相談員
16:20~16:30 閉講式・諸連絡
7 研修の様子
まず、昨年度県外研修に参加した教諭が、「外国人児童生徒等に対する日本語指導指導者養成研修の報告」を行いました。演習「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント」では、文部科学省作成の日本語能力測定方法の演習を通して、対話型アセスメント等について学びました。協議「外国人児童生徒・保護者への対応について」では、3グループに分かれ、外国人児童生徒への適応指導や保護者への対応について指導助言者を交えながら協議しました。最後に、指導助言者から連絡方法や人間関係づくり、学習指導等への配慮について、具体的に教えていただきました。
受講者の感想を一部紹介します。
・日本語の分からない外国人児童に対しては、学習面の支援だけでなく、社会生活やアイデンティティ形成に関する課題にも対応していく必要があると分かった。
・母語も多様化すれば、指導法も単一ではすまない。個々の実情に応じた「特別の教育課程」が必要なことが分かった。
・子供たちの実態をしっかりと把握することで、その子がもっている力を発揮し伸ばしていく支援ができると思った。「対話型アセスメント(略称:DLA)」を活用していきたい。
・よくある悩みを共有することができた。学校側が、保護者や子供の希望、方針を把握するとともに、保護者にも学校生活のルール等を分かってもらえるように対話する時間をもつなど、互いに気持ちよく過ごせる工夫をしていきたい。