1 趣 旨  
   幼稚園教諭(幼保連携型認定こども園の保育教諭〔3歳以上児担当〕を含む。以下同じ。)として職務に必要な知識・技能や心構え及び基本的な事項に関する研修を行い、使命感を養うとともに、実践的指導力の向上を図る。

2 主 催  富山県教育委員会
    (主管) (富山県総合教育センター教育研修部・教育事務所)

3 日 時  平成29年8月23日(水) 9:30~16:30

4 会 場  富山県総合教育センター  大研修室382 他 

5 受講者    平成29年度新規採用 幼稚園教諭、幼保連携型認定こども園保育教諭 56名

6   日 程
    9:00 ~   9:20 受付
    9:30 ~   9:40 開会 日程説明
    9:40 ~ 11:55 講義と実技「幼児の造形遊び」
            講師 手作りおもちゃサークル おむすびくらぶ 代表 田中 世津子
     11:55 ~12:00 諸連絡
   12:00 ~13:00   昼食・休憩
   13:00 ~14:30   講義と演習「幼児への読み聞かせ・語り聞かせ」
            講師 射水市大島絵本館  事務局長 土田 陽一 
    14:45 ~ 16:15 講義と野外活動「野外体験と安全対策」
            講師 国立立山青少年自然の家  エコティーチャー 岩城 俊平 
    16:15 ~ 16:30 諸連絡、閉会

 7 研修の様子
 ○講義と実技「幼児の造形遊び」
  講師の田中先生から、身近な材料を使って簡単に作ることができるおもちゃを紹介していただきました。紙皿、牛乳パック、折り紙など身近で手に入れやすい材料で、こまや飛び出すへび、紙トンボなどを作りました。講師の先生の豊富な経験をもとに、幼児の発達段階や安全面を考慮したおもちゃ作りの工夫や配慮を具体的に学ぶことができました。「保育者自身が楽しむ」という田中先生の言葉通り、できあがったおもちゃで無邪気に遊ぶ受講者の姿が多く見られました。
受講者アンケートの一部を紹介します。
・様々な手作りおもちゃを教えていただき、とても参考になった。特に牛乳パックを使ったおもちゃ作りは、ほとんど無駄がなく牛乳パック1枚を使い切ることができたので、まねしてやってみたいと思う。
・講師の田中先生がとても楽しんでおられたので、教える側が心から楽しむことで子供にも楽しさが伝わると感じた。また、他の受講者の作品を見て様々なアイディアを見つけたことから、作品を見合うことも大切な活動だと感じた。
・製作に危険なことはつきものだが、その中で子供が危なかったと感じる経験の意義や保育者の見守る姿勢について学ぶことができた。楽しさと安全面について同時に伝えられるよう努めていきたい。

○講義と演習「幼児への読み聞かせ・語り聞かせ」
 講師の土田先生からは、読み聞かせの際の留意事項とともに、物語や言葉が子供達にとっていかに大切であるかを教えていただきました。土田先生の読み聞かせを聞いたり、受講者同士がペアで読み聞かせをし合ったりする体験を通して、絵本の世界を充分に味わうことができました。日頃の自分の読み聞かせを振り返り、これからの読み聞かせにすぐに生かすことができる有意義な研修になりました。
受講者アンケートの一部を紹介します。
・絵本の読み聞かせも子供達とのコミュニケーションの一つであると改めて感じた。同じ絵本でも一人一人感じることが違うと思うので、読み聞かせの内容が子供の体験につながったり、心の片隅に残ったりするような語りかけをしていきたい。
・「本を読み聞かせすることは大切な愛情表現である」という言葉が印象的だった。ただ読むだけではなく、心を込めて読むことで子供も物語の世界に入り込んだり、疑似体験をしたりすることができると思った。
・私は絵本を読んだ後に、質問したことがあったが、それが子供にとって負担になっていたかもしれなかったとは知らなかった。ただ純粋に絵本を楽しめるように読み聞かせをしていきたい。 

○講義と野外活動「野外体験と安全対策」
 講師の岩城先生から、自然と触れ合うことの意義や安全対策の際の優先順位などを教えていただきました。「命はリレーしている」という言葉を紹介され、命のリレーで成り立っている豊かな自然の価値を改めて実感することができました。また、子供の安全管理能力を高める手立てを具体例を通して分かりやすく教えていただきました。総合教育センターの木や草を実際に観察し、自然を体全体で感じることができました。命の大切さ、協力、判断力など野外体験は多くのことを学ぶ場であることを再確認することができました。
受講者アンケートの一部を紹介します。
・ただの雑草だと思っていたものも遊び道具になったり、見方を変えると命の大切さに気付くことができたりすると分かったので、子供達にたくさん自然と触れ合ってほしいです。
・分からないことがあっても自分で周りを見て考えることができる子供にするために、環境を整え、事前に準備しておくことが大切だと感じた。
・何よりも命が一番大切であるということを子供達に自覚させ、まずは自分の命を大切にできる子供を育てなければいけないと思った。そのためにも、自然と触れ合い、危険なことや生命と向き合う体験が必要だと分かった。
・安全にという思いばかりで、子供の行動範囲や経験を気付かないうちに減らしているのかもしれないと思った。転ぶのも怪我をするのも、でこぼこの道を歩くのも、全て経験であり、私たち保育者が禁止したり守りすぎたりすることで、逆に子供にとってふさわしくない環境にしているのではないかと考えさせられた。