1 趣旨  幼稚園等の運営管理や今日的課題等について研修を行い、園長等の識見を高め、資質の向上を図る。

2 主催  富山県・富山県教育委員会
(主管) (富山県総合教育センター教育研修部)

3 日時  平成28年5月31日(火) 午後1時30分から午後4時30分まで

4 会場    富山県総合教育センター 

5 受講者 幼稚園等の園長又は主任教諭等(公、私、国)(公立は悉皆)

6 日程
 13:15~13:30 受付
 13:30~13:40 開講式
 13:40~14:10 講義「幼稚園における合理的配慮の提供について」
          講師  富山県教育委員会県立学校課特別支援教育班長
 14:20~16:20 講話「幼児期の学校教育に期待されること―幼稚園教育要領改訂を踏まえて―」        講師 國學院大学人間開発学部 教授 神長 美津子
 16:20~16:30   閉会

7 研修の様子
○講義では、幼稚園における合理的配慮の提供について、富山県教育委員会県立学校課特別支援教育班長からご指導いただきました。障害者の権利に関する条約や、障害者基本法、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、障害のある人の人権を尊重し県民皆がいきいきと輝く富山県づくり条例、学習指導要領総則にある幼稚園教育の基本を踏まえ、合理的配慮の提供に向けた取組例、インクルーシブ教育システムの理念、各園で合理的配慮の提供を行う際の大切な点について、大変分かりやすく教えていただきました。
 受講者アンケートの一部を紹介します。
【キーワード】合理的配慮、合意形成、障害者差別解消法
【記述より】
・今、園で行っているそのものだと思い、支援の仕方が間違っていないと安心した。
・今までやってきたことの再確認になった。
・今まで行ってきたことの何が合理的配慮に当たるのか、また今後考えていかなければならない合理的配慮は何なのか、改めて考えていきたいと思った。
・環境を計画的に構成していくことが大切。
・子どもの困っている実態を親にどう伝えればよいかとても悩む。
・チーム支援を整えることが大切。
・保護者にどう伝えるか悩みであった。保護者対応についてまだ話が聞きたかった。
・保護者との十分な話合いが大切であり、双方の合意があってこそ、子どもにとっての合理的配慮になる。保護者との合意の支援内容を明記して小学校へつなげていくことの大切さも強く感じた。
・保護者の気持ちを考え、「つまづいている」ではなく「強みがある」と伝えることは大切だと思った。
・教員の加配等、難しい点は多々あるが、園児、保護者、教員とも合意できるような体制、環境を考えていかなければならないと感じた。
・初めて耳にした。改めて勉強していこうという気持ちになった。
・どの子にとっても必要な支援である。
・一人一人の持ち味と、それを生かし伸ばすために支えることが求められることを伝えてきているため、とても共感できた。もっと聞きたかった。

○講話「幼児期の学校教育に期待されること―幼稚園教育要領改訂を踏まえて―」では、國學院大学人間開発学部 教授 神長美津子先生からご指導いただきました。幼児教育を取り巻く最近の状況、幼稚園教育要領の改訂の視点、学校教育における幼稚園と小学校や幼小の接続の教育、育成すべき資質・能力の3つの柱、5歳児終わりまでに育ってほしい姿の明確化について、分かりやすくご指導いただきました。5歳児終わりまでに育ってほしい姿については、「健康な心と体」「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「社会生活とのかかわり」「思考力の芽生えを培う」「自然とのかかわり、生命尊重」「心揺れ動く体験」「言葉による伝え合い」「数量や図形、文字とのかかわり」「豊かな感性と表現」のそれぞれにおける姿や留意事項を具体的に示していただき、大変参考になりました。最後に、「質の高い」幼児期の学校教育の実現、これからの幼児期の学校教育の課題、園長・主任に期待することについて話していただきました。園長等の識見を高め、資質の向上を図る有意義な研修となりました。
 受講者アンケートの一部を紹介します。
【キーワード】5歳児修了時、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の明確化、幼稚園教育要領改訂、幼児期の学校教育、豊かな体験、心揺れ動く体験
【記述より】
・幼児期の体験がその後の学校教育に生かされるように保育の充実を図っていきたい。
・目指す子どもの姿が具体的に表されることは指導のためのよい指針になると思った。
・その後の学びの基盤になることを意識して保育にあたりたいと強く感じた。
・5歳修了までに育ってほしい姿を明確にして保育、教育に当たっていきたいと思った。
・5歳児までに育ってほしい姿が明確になり保育のねらいをもちやすい。育ちのつながりを大切にしたいと思った。
・幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の明確化は幼小の連携に大きく役立つと思われる。
・幼児教育と小学校教育の接続の一層の強化が図られる。
・幼稚園での教育の大切さは理解し、教育内容の充実に努めているが、園の存続や園児数増につながっていかないので日々悩んでいる。
・豊かな体験は教師と子どもでつくっていくものであり、意識して日々の保育をすることが大切だと思った。
・やはり人間と人間の関わりが大切。
・豊かな体験が子どもの育ちにつながることが具体的事例から実感できた。

講義

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