平成27年度 小・中学校及び県立学校教頭研修会(初任)

1 趣旨  学校管理運営やその諸問題について研修を行い、教頭としての自覚と識見を高めるとともに、学校運営における管理・指導能力の向上を図る。

2 主催  富山県教育委員会(主管)(富山県総合教育センター教育研修部)

3 受講対象者  
小・中・高・特別支援学校初任教頭 77名
(小学校18名、中学校15名、高等学校33名、特別支援学校11名)

4 日時
第1回 6月30日(火) 9:00~16:30    小・中・高・特別支援学校初任教頭
第2回 7月 1日(水) 9:00~12:00 高・特別支援学校初任教頭
            13:30~16:30    小・中学校初任教頭

5 会場  富山県総合教育センター 382研修室

6 講義題及び講師等
・「全校で取り組む特別支援教育」(第1回研修)
   講師 東洋大学ライフデザイン学部 教授 是枝 喜代治 先生
・「学校組織とマネジメント」(第1回研修)
   講師 国立教育政策研究所初等中等教育研究部 総括研究官 藤原 文雄 先生
・「組織マネジメントに関する演習」(第2回研修)
   講師 国立教育政策研究所初等中等教育研究部 総括研究官 藤原 文雄 先生
   研修指導者 富山県総合教育センター 研究主事
    (平成26年度「学校組織マネジメント指導者養成研修」修了)

7 研修の様子
・「全校で取り組む特別支援教育」(第1回研修)
  講師の是枝先生から、発達障害等の特別な支援ニーズのある児童生徒の特徴について、分かりやすく説明していただきました。そして、各校種でどのように支援の充実を図るかについて、具体的な実践例を交えて、教えていただきました。
 受講者からは、「特別なニーズを必要とする子供はもちろん、すべての子供たちにとっての学びやすさを全校で追求していく姿勢を作り上げていくことが、教頭として大切にしていくことだと感じた」「教員間で対応の在り方を共通理解し、個別の教育支援計画、個別の指導計画に基づいて組織的な対応をしていくことの大切さを学んだ」といった感想が寄せられるなど、特別支援教育への理解を深める研修となりました。
・「学校組織とマネジメント」
  講師の藤原先生から、教頭の役割を、①校長の補佐、②教職員間の調整・指導、③管理事務、④保護者・ 地域との連携の4つの観点から、具体例を交えながら説明していただきました。そして、管理職として、どのようにピンチを乗り越え、成長していくか、先輩教頭の体験をまとめた資料を提示したり、グループでの協議を交えることで受講者の気付きを促したりしながら、教えていただきました。
 受講者からは、「学校で勤務する教職員一人一人がマネジメントすることがあり、それをPD CAサイクルで次へ進めて行く営みがあることが分かり、それらが円滑に行われるようにすることも教頭のマネジメントの1つであることが分かった」「『担任が生徒のよい所をさがすような目で』とか『ほめる場面をつくる』など、リレーションづくりから若手の指導まで、間合いをつめながらやっていかねばならないと感じた」といった感想が寄せられました。具体的な実践につながる学びの多い研修となりました。
・「組織マネジメントに関する演習」(午前:県立学校初任教頭)(午後:小中学校初任教頭)
 最初に研修指導者から「学校組織マネジメント指導者養成研修」について報告があり、リーダーとして必要な要素について説明がありました。その後、研修指導者の説明のもと、同じ校種、学校規模で編成されたグループでSWOT分析、戦略マップづくりの演習を行いました。最後に、藤原先生から、1つ1つのグループが作成した戦略マップやグループでの協議内容について講評をいただきました。
 受講者からは「SWOT分析を初めて経験し、校内の研修会で十分生かせるものだと感じた」(小学校)「校長の考えや学校教育目標を念頭に戦略的に3年間を考える上で『診断』から書き出して『実践策』へと、ミドルリーダーや若手を巻き込んでやっていきたい」(中学校)「学校を変えていくためにどのように分析して意見を出し合い、まとめていくのかといった手法を身に付けておくことは大切だと実感した」(高等学校)「管理職は命じる人ではなく、問いかける人になるべきという説明は全くその通りであると納得した」(特別支援学校)などの感想が寄せられました。




開講式
(1日目)
是枝先生の講義
(1日目)
藤原先生の講義
(1日目)