平成28年度小・中学校及び県立学校教頭研修会(初任)

1  趣   旨   学校管理運営やその諸問題について研修を行い、教頭としての自覚と識見を高め
                        るとともに、学校運営における管理・指導能力の向上を図る。

2  主   催     富山県教育委員会(主管 富山県総合教育センター教育研修部)

3  受講対象者     小・中・高・特別支援学校初任教頭64名
                      (小学校26名、中学校12名、高等学校14名、特別支援学校12名)

4 日   時
 第1回 6月28日(火) 9:00~16:30 小・中・高・特別支援学校初任教頭
 第2回 6月29日(水) 9:00~12:00 高・特別支援学校初任教頭
             13:00~16:30 小・中学校初任教頭

5 会   場      富山総合教育センター 382研修室

6 講義題及び講師等
   ・「全校で取り組む特別支援教育」(第1回研修)
       講師 新潟大学教育学部 教授 長澤 正樹 先生
   ・「学校組織とマネジメント」(第1回研修)
   講師 名城大学大学院 教授 木岡 一明 先生
   ・「組織マネジメントに関する演習」(第2回研修)
   講師 名城大学大学院 教授 木岡 一明 先生
       研修指導者 富山県総合教育センター 研究主事 
      (平成27年度「学校組織マネジメント指導者養成研修」修了者)

7 研修の様子
 ・「全校で取り組む特別支援教育」(第1回研修)
  講師の長澤先生から、発達障害等の特別な支援ニーズのある児童生徒の特徴について、分かり
   やすく説明していただきました。特に、本年4月1日に施行された差別解消法について説明して
   いただくとともに、合理的配慮についても詳しく説明していただきました。
  受講者からは、「これからは、UDL(学習のユニバーサルデザイン)といった障害のある子供
 を含む全ての子供が、分かりやすく参加できる学びが大切であることが分かった」「UP(ユニバ
   ーサルプログラム)では、当たり前のことをしている子供が評価されるという視点が大切である
 ことが分かった」「特別な支援を必要とする子供の場合、学校でできうる指導と専門家に委ねる
 治療の両面があること、そしてその境界を理解しておくことの重要性を認識できた」といった感
 想が寄せられるなど、特別支援教育への理解を深める研修となりました。
 ・「学校組織とマネジメント」
  講師の木岡先生から、学校教育とマネジメントに関して、学校づくりとリスク、職場での協働
 性、学校における目標論、教職員リーダーの育成等について詳しく説明していただきました。
  受講者からは、「今までにも『学校経営』や『学校マネジメント』に関する研修を何回か受講
 したが、本当の意味での『学校マネジメント』を理解していなかった。この研修では、マネジメ
 ントの意味することが理解でき、今後、教頭としてどのように考えて取り組むべきか、深く考え
 させられた」「たくさんの課題を提示していただいた。『リスクを生まないマネジメントはない
  』という言葉が印象的であった。発生するであろうリスクをいかに想定していくかが大切である
 と痛感した」「活力ある組織にしていくためには、一人一人の教職員が自分のした仕事に対して
 効力感をもてるようにすることがとても必要だと感じた。組織をマネジメントし、人を動かすこ
 とで効力感を育み、教職員が充実して仕事ができるようにしたい」「講義だけでなく、合間に演
 習を入れてくださったのが、理解を深めるうえで有効であったように思う」といった感想が寄せ
 られました。具体的な実践に結びつく学びの多い研修となりました。
 ・「組織マネジメントに関する演習」(第2回研修)(午前:県立学校初任教頭、午後:小・中学
 校初任教頭)
  はじめに研修指導者から「学校組織マネジメント指導者養成研修」で学んだことに加えて、各
 学校における3年後までのありたい姿を考えるためのSWOT分析について説明がありました。そ
 の後、同じ校種、学校規模で編成されたグループでSWOT分析、戦略マップづくりの演習を行い
 ました。講師の木岡先生からは、SWOT分析の視点について説明していただいたり、各グループ
 での協議について講評をいただきました。
  受講者からは、「グループでコミュニケーションをとりながら、一つの学校の戦略を考えてい
 くことが、協働している感じがした。本校のビジョンからの戦略を自分でも考えていかなければ
 ならないと感じた」(小学校)、「若手教員に自信をもって生徒や保護者の前に立ってもらうよ
 うにする戦略を考えた。はじめはサポートを多くして、徐々にアシストを増すことで、若手がさ
 も『自分でできた』と実感できるようにすることが大切である」(中学校)、「戦略マップの作
 成において、グループの先生方と多くのことを話し合った。大変有意義で勉強になった。そして
 戦略マップを協力して作成したうえで、学校のことを再認識することがたくさんあった。とにか
 く勉強になった」(高等学校)、「今できること、効果があること、今しては疲弊することを見
 極め、分析するには「目的が明確であること」が重要だと分かった。取り組まなければならない
 ことはたくさんあるが、一つ一つ確実にしていきたい」(特別支援学校)などの感想が寄せられ
 ていました。

 

長澤先生の講義    (1日目)

長澤先生の講義
(1日目)

木岡先生の講義 (1日目)

木岡先生の講義
(1日目)

戦略マップづくり (2日目)

戦略マップづくり
(2日目)

ポスターセッション (2日目)

ポスターセッション
(2日目)