2019年度小・中学校及び県立学校教頭研修会(初任)第1回、第2回研修について

1  趣    旨
 学校管理運営やその諸問題について研修を行い、教頭としての自覚と識見を高めるとともに、学校運営における管理・指導能力の向上を図る。

2 主   催
  富山県教育委員会(主管 富山県総合教育センター教育研修部)

3 受講対象者  小・中・高・特別支援学校初任教頭79名
  (小学校28名、中学校10名、高等学校32名、特別支援学校9名)

4 日     時
 第1回 6月  5日(火) 13:30~16:30 
 第2回 6月26日(水)   9:00~16:30 

5 会     場
   富山県総合教育センター 大研修室382

6 講義・講師等
 (第1回研修)
  Ⅰ「全校で取り組む特別支援教育」
      講義 「インクルーシブ教育システムの実際」
    講師 新潟大学教職大学院 教授 長澤 正樹 先生
  Ⅱ「学校組織とマネジメント」
    講義 1「現代日本の教育課題」
    講師 信州大学教職支援センター 准教授 荒井 英治郎 先生
 (第2回研修)
  Ⅱ「学校組織とマネジメント」
    講義 2「現代日本の教育政策の動向」
       3「スクール・コンプライアンスの理解」
       4「学校の働き方改革の推進」
       5「ケース・メソッドの実践」
       6「学校ビジョンと学校改善」
    講師 信州大学教職支援センター 准教授 荒井 英治郎 先生

7 研修の様子
Ⅰ「全校で取り組む特別支援教育」
 講師の長澤先生から、特別な支援を必要とする児童生徒の特徴(発達障害の特性等)や特別支援教育を構築するコーディネーターの役割を「発達障害の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン(H29改訂)」を用いて、具体的で分かりやすい説明をしていただきました。
 受講者からは、
・障害が「ある」「ない」に関係なく、個の学びに必要な配慮・見通しをもった支援を行うことができる校内体制、支援チームづくりをしていきたい。(小学校)
・合理的配慮は、生徒本人の努力が不要であり、障害特性に応じた指導は、本人の努力が必要ということを教えていただきました。その区別を理解した上で、取り入れることが大切だと感じた。(中学校)
・コーディネーターの役割や、学年・教科担当者の指導上の注意、保護者との面談による指導計画、ケース会議の在り方等が参考になった。(高等学校)
・保護者対応のスタートはまず、話の腰を折らずに聴くということ。教員との話し合いでも最後まで聞いて、状況を冷静に整理するよう心がけたい。(特別支援学校)
などの感想が寄せられ、特別支援教育への理解を深める研修となりました。
Ⅱ「学校組織とマネジメント」
 講師の荒井先生から、教頭におけるマネジメントを6つのテーマに分け、それぞれ演習を交え、密度の濃い講義をしていただきました。
 受講者からは、
・校長が示す学校目標の実現のため、どのような手立てをもって推進していくか考えたい。ビジョン・ミッション・ストラテジーの3つを構想するだけでなく、柔軟に修正しながら進めていきたい。(小学校)
・児童虐待の確証がなくても「疑いがある」というだけでも通告義務が課されており、通告が誤りでも通告行為による刑事上の責任、民事上の責任は問われず、守秘義務違反にもならないことが学べた。今後は、些細なことでも児童相談所等と連携し、生徒を守っていきたい。(中学校)
・様々な、危機・安全管理に関してアンテナを高くして、どの事案も個の問題としてとらえるのではなく、学校管理の面で全体としてとらえることが大切。(高等学校)
・ただ頑張るのではなく、緊急度・重要度を考えた仕事の進め方を考えることが必要。その違いにより、危機管理上のポイントがあることも重要な点である。(特別支援学校)
といった感想が寄せられるなど、初任教頭としての基礎的・基本的素養が身につく実りの多い研修となりました。

Ⅰ「全校で取り組む特別支援教育」


     【講義】

Ⅱ「学校組織とマネジメント」

   【講義(第1回)】 
    


 【講義(第2回・午前)】

      【講義(第2回・午後)】