1 趣 旨
教育公務員特例法第24条の規定に基づき、学校の中核的な役割を果す中堅教員としての資質の向上を図る研修を行い、学習指導、生徒指導等における実践的指導力や中堅教員としての使命感を高める。
2 主 催 富山県教育委員会(富山県総合教育センター教育研修部)
(主 管)
3 期 日 平成30年11月28日(水)
4 会 場 富山県総合教育センター
5 受講者数 155名
6 研修内容と指導助言者
・メンタルヘルス研修
講 義 「自他を活かすメンタルヘルス-良好な関係性形成のために-」
講 師 上越教育大学大学院 教授 稲垣 応顕
・職務研修
講 義 「リーダーとして」
講 師 富山県教育委員会県立学校課 主幹
・学校組織マネジメント研修修
研修指導 富山県総合教育センター教育研修部 研究主事等
・閉講式
挨 拶 総合教育センター 所長
7 研修の様子と受講者の声
メンタルヘルス研修より
(研修の様子)
問題行動発生のしくみ、ストレスの対処について分かりやすく解説していただきました。受講者同士でリフレ-ミングする場面では、物事を多面的に捉えていくことや前向きな心をもつことの大切さを教えていただきました。
(受講者の声)
・「自分にも人にもうそをつくことがストレスの始まりである」という言葉が印象的だった。自分を偽らず自己開示を意識して子どもたちや同僚との関係を築いていきたい。
・職場や保護者、子ども等、「自分とは合わない」と思う人でも別の角度から見てみることで、人間関係が良好になることが分かった。
・時として深く考えすぎてしまうことがある。「たかが~ぐらい」と考えることでストレスの軽減につながることを学び、気持ちが楽になった。
職務研修「リーダーとして」より
(研修の様子)
それぞれの教員生活を振り返る場面を取り入れながら、今後、学校現場で求められる中堅教員としての考え方、行動力、意識のもち方等について、具体的にご指導いただきました。
(受講者の声)
・学校というチームの中で自分の立場を理解し、状況によって何が求められているのかを判断し動けるようになりたいと思う。独りよがりの指導ではなく全体を見通した指導を心がけたい。
・集団として同じベクトルで進むためには「目標の共有」が大切であり、その前提には教員一人一人がどのような具体像をもっているかが重要であることを改めて感じた。
・様々な分野の専門スタッフ、支援員の方々に学校組織の一員として誇りをもって働いていただけるような配慮が大切であることを学んだ。
学校組織マネジメント研修より
(研修の様子)
学校組織マネジメントの概要説明後、SWOT分析を用いた演習を交えながら研修を行いました。
(受講者の声)
・学校全体をよくするためには、地域の協力を得ながら、教職員の協働性を高め、全教職員が納得する明確な目標設定と計画立案が大切であることが分かった。
・自分たちの学校のマイナス面ばかりではなく、プラス面にこそ注目し、その学校独自の取組を実践していくことが必要であることを学んだ。